公立病院に入院中の身寄りがない患者さん。

資産には余裕がある。

「自分の万が一のとき、後のことが気になる。
今のうちに出来ることをしておきたい。」

看護師さんが、「これはACPとお金の話!」と思い出してくださり、司法書士の介入を病院内部で提案。

葬儀のこと、お墓のこと、持ち家のこと。

お金の書類にまとめれば、希望が叶う患者さんでした。

ところが、

◯公的な病院が特定の司法書士を介入させるのは問題があるのではないか。

◯そもそも司法書士を介入させた前例がない。

◯司法書士は費用が高いので、退院後に社会福祉士と連携すればいいのではないか。

との声が大勢で、看護師さんの声は届かず、患者さんは退院していかれました。

それから少しして、ご自宅で亡くなっておられるところを発見されたその患者さん。

お金の書類がまとまっていなかったので、
身寄りがない方として、役所対応(墓地埋葬法)によって死後の手続が進んでいます。

役所対応を定めた法律は、人としての尊厳を守るためのセーフティネットです。

その意味で、尊厳は守られます。

ですが、資産もあり、死後のことを何とかしておきたいと希望していた「患者さんの願い」は守られませんでした。

お金の書類を作成していれば、願いを形にできました。

病院内部では「仕方ない。役所にまかせよう。」というやり取りがなされたそうです。

病院の内情もわかりますし、こちらの病院さんの対応が珍しいとも思いません。

これが現実です。

発信を続けて、現実を少しずつ変えていきます。
医療、介護の現場に司法書士の役割を。

司法書士のサービスは自己負担10割なので、額面だけ見ると高いように見えるかもしれません。

医療費、介護費を自己負担割合で割戻して比較してみたら、印象は変わるでしょうか?

僕自身は、医療職、介護職のサービスを高いとは言いません。
なので、一括りに司法書士は費用が高いと言われることに違和感があります。

もっとも、何の対価であるかが伝わっていないので、司法書士のサービスによって得られるもの(成果)を具体的に発信していこう、と改めて感じました。

願いを形にできる人を増やしたい。

仮に批判するにしても、まずは自分で対案を出してから。

終活と切っても切れないお金の話を今日もまた。

良い祝日をお過ごしください♪